海外旅行保険とクレジットカード付帯保険
保険費用を節約したい…
旅行代金の節約を考えた時に、問題になるのが海外旅行保険に入るかどうか。
今はクレジットカードの付帯保険が手厚いのも多く、
請求した人の話はあまり聞かないので、支払うのはもったいない。
しかもそんなに安くない。
うーんと頭を悩ませる問題ですね。
今回は入るべきか、入らざるべきか一緒に考えていけたらと思います。
海外旅行事故発生率
事故発生率:4.14%
事故に合う確率:24人に1人
自故や病気、携行品損害や欠航のためかかった費用など請求された方の割合になります。
思ったより多いような気がしますが、病気や怪我以外の費用も含めた事故と思えば妥当なのかも…。
海外旅行保険の請求ランキング
1位:治療救援費用(47.8%)
2位:携行品損害(26.9%)
3位:旅行事故緊急費用(20.4%)
※今回元にしたデータは2019年度ジェイアイ損害火災保険会社調べのモノになります。
まず1位の治療救援費用
2019年度は1000万円を超える請求は7件ほど。
トップ5は全て医療費が高いと知られるアメリカ領になります。
また。内4つがシニア(65歳以上)となっています。
シニアではなく持病も無いアラサーな私なら1000万程度あれば安心かなと思います。
2位の携行品損害はヨーロッパだけで見ると40%を占め、隠れ1位だったりします。
これはアメリカなどに比べて医療費が高くない事、中東などにに比べて衛生面が良い事で治療救援費用の請求が抑えられているのではと推測しています。
また移民問題によってスリが多発している事、乗り換えによるスーツケースの破損が多いため請求する人が多い可能性もありますね。
3位の旅行事故緊急費用という項目は、損害があった際の交通費や宿泊代、食事代、サービス取消料、
ロストバゲージ等で必要になる身の回りの品を購入する代金などになります。
乗り継ぎをする際のロストバゲージ、欠航になった際の宿泊料等の保証になるようです。
日本は台風や雪と天候が荒れる時期があったり、パリはストライキに当たってしまう事を考えると必要な請求になるのかもしれません。
結局必要な項目って?
ランキングから見えてきた事は、
①治療・救援が1000万はあった方が良い。(旅行により大損害をするリスクに備える)
②携行品損害は必須(スマホ、カメラ、パソコン、スーツケースの盗難・破損リスクに備える)
③旅行事故緊急費用はあれば安心(突然発生する費用について保証があった方が精神的に安心)
やっぱり①が大事、②はあると安心、③はあったらいいな程度で考えていこうと思います。
クレジットカード付帯の利用条件
クレジットカードの海外旅行保険は利用付帯と自動付帯があります。
近年自動付帯のクレジットカードが減少し、利用付帯のクレジットカードについても適用条件が厳しくなっている現状があります。
旅行者に大絶賛されていたセゾンアメックスカードが2022年7月より自動付帯→利用付帯へ変更
利用付帯でも手厚い保証と言われていた楽天カードが2020年10月よりパッケージツアー購入者限定(飛行機代など交通費の決済では保証外)へ変更
海外旅行保険料をクレジットカードで賄うには自動付帯を前提に、利用付帯(飛行機代の支払いで適用できるもの)でどのくらいまで上げられるかというところになります。
ただ、急にクレジットカードの審査を何枚も出すと審査落ちの可能性があるため、現状持っているカードの保証内容を確認してプラス1枚、2枚追加するのがいいかもしれません。
自動付帯のクレジットカード
基本的に自動付帯のクレジットカードはあまりないので、第一選択としては自動付帯のクレジットカードを持つことが必要になると思います。
セゾンアメックスカードが自動付帯から外れた今、手厚い保証ならジャックスカードやエポスカードが選択肢として上がるのではないかと思います。
エポスVISAカード
(参考:エポスvisaカード)
1番大事な傷害・疾病保険が少しこころもとない気がします。
一週間程度の旅行ならカードの付帯保険だけでも大丈夫そうですが3カ月旅行すると何かあった時が心配です。
携行品損害はしっかりついてくれているので、携帯が盗られても保証されますね。